シャンプーの洗浄成分の種類にはどんなものがあるの?

髪を洗うということは、髪をきれいにするだけではなく、同時に頭皮の汚れも清潔にすることです。

 

シャンプーの種類は洗浄成分「界面活性剤」によって大きく3つに分類され、それぞれにメリットやデメリットがあるため、髪質・髪型・悩みなどによって、自分にあう種類のシャンプーが違います。

 

高級アルコール系シャンプー

ドラッグストアなどのお店に並んでいるものの多くが高級アルコール系シャンプーで、泡立ちがよく非常に高い洗浄力が特徴です。

 

「高級」とつくので価格が高いイメージを持ってしまいがちですが、原価が非常に安いので販売価格を安くすることができるため、一般的に1000円以内の安いシャンプーに使われている成分です。

 

■メリット
・低価格
・泡立ちがいい
・洗浄力が強く汚れをしっかりと落とせる

 

■デメリット
・洗浄力が強いので必要な皮脂まで落としてしまう
・肌への刺激が強い
・薄毛、抜け毛の原因になることがある

 

洗浄力が高いのでスタイリング剤や皮脂汚れをしっかりと落とせるのですが、必要な皮脂まで洗い流されてしまうと、不足した皮脂を補おうと今まで以上の皮脂を分泌しようとするため、頭皮が逆にべたついてしまいます。

 

市販のシャンプーで多く使われている「ラウレス硫酸〜」とは?

最近はシャンプーにあまり使用されなくなってはきているようですが、高級アルコール系シャンプーの界面活性剤のなかで、最も危険だと言われている成分が「ラウリル硫酸ナトリウム」です。

 

危険だと言われる原因としては、洗浄力が強いため皮膚や髪の必要な脂質まで取り過ぎてしまうことと、分子が小さいため成分がそのまま頭皮に長時間残って浸透してしまうため、肌荒れや毛根などにも影響を与えてしまいます。

 

このようなデメリットを改善するために開発されたのが、ラウリル硫酸の分子を巨大化した「ラウレス硫酸ナトリウム」です。

 

分子が大きくなったのでラウリル硫酸に比べると残りにくくなりましたが、洗浄力は高いままなので肌荒れに繋がってしまうことは変わらないので、肌が敏感な人や子ども、アトピーの人は避けたい成分です。

 

  • ラウレス硫酸アンモニウム
  • ラウレス硫酸TEA

これらの成分は、ラウリル硫酸ナトリウムとほとんど同じような成分なので注意が必要です。

 

アミノ酸系シャンプー

弱酸性のタンパク質の主成分である「アミノ酸」が由来になっている界面活性剤で、髪や頭皮にも優しくなじみやすいのが特徴です。

 

原価が高いので価格は高めになりますが、肌にやさしいアミノ酸系の洗浄成分なので、肌が弱い人や髪や頭皮の悩みがある人におすすめのシャンプーです。

 

■メリット
・保湿力が高い
・肌にやさしい低刺激
・皮脂を摂り過ぎない

 

■デメリット
・洗浄力が高くないので汚れが落ちにくい
・髪が重くなりやすい
・価格が高め

 

肌にやさしい成分なので肌が弱い人におすすめですが、その分洗浄力が低くなってしまうため、シャンプーの前にぬるま湯で髪や頭皮を洗って、汚れを落としやすくしておくことが必要です。

 

次の成分が成分表示欄に2・3番目に載っていれば、アミノ酸シャンプーなのでチェックしてみてください。

  • ココイルグルタミン酸
  • ヤシ油脂肪酸
  • ラウリン酸
  • ミリスチン酸
  • グリシン
  • メチルアラニン
  • サルコシン など

 

シャンプーは成分表に配合量など記載などの定義がないため、原価の安い高級アルコール系の界面活性剤をベースにしたなかに、アミノ酸を少量配合しただけで「アミノ酸配合シャンプー」としている商品もあります。

 

成分表は配合量が多い順に記載されているため、水の次にアミノ酸系の洗浄成分が記載されているのかを確認して、きちんとしたアミノ酸系のシャンプーかどうかを見極めることが必要です。

 

コラーゲン(PPT)系シャンプー

アミノ酸系なのですが、補修力と保水力が高くきちんと洗浄しながらもダメージがある部分を集中的に補修するのが特徴です。

 

石鹸系シャンプー

環境にやさしい毒性の強い成分が入っていない石鹸をベースにしているシャンプーです。

 

動物性の脂肪酸をアルカリで反応せることによって作られた弱アルカリ性の界面活性剤で、普通のシャンプーと違い弱酸性のリンスが必要になるため、髪の毛にはあまり適していない洗浄成分です。

 

■メリット
・天然の素材で安心
・環境にやさしい
・洗浄力が高い

 

■デメリット
・必要な皮脂まで落としてしまう
・アルカリ性なので肌に刺激がある
・髪がきしみやすい

 

石鹸カスが髪に残ってゴワついたり、フケのように見えてしまったりすることがあるため、しっかりすすいでクエン酸などで中和する必要があります。

 

しかし、使い慣れれば自分の髪や肌に合う人にはとてもいいシャンプーといえます。

 

パッケージやキャッチコピーにだまされないように成分をチェックしましょう!